2014年。未だにどうしてかタイピングしていて2013年と打ち間違えることが多く、打ち間違えなくても「今年って……2014年だよな?」とカレンダーやiPhoneを見つめている自分が危ない気がします。
2013年の上半期は何を遊んでいたのか、記事を読み返してみても……ない。多分PSO2しかやっていなかったに違いない。一本のゲームに集中して遊んでいるのも楽しいのですが、元々はつまみぐいが基本なので多分PSO2ばかりやっていた時期も「何か違うゲームしてぇなぁ」と思っていたりしていたかもしれません。そしてそれは今年に入りある種の反動か久々に沢山の作品に触れることができました。ウフッ、これはいいネタになりますねという無性に書きたい病を常に患っている自分としては嬉しい限り。
前置きが長くなってしまいましたが本編をどうぞ。
■FARCRY3
みんなでバカンスに来て雰囲気に酔っていたら、いつのまにか地獄にたたき落とされて復讐するちょっぴりトロピカルで鉄分豊富なFPSです。右を見ても左を見てもオープンワールドなこのご時世、本作も例に漏れずオープンワールド気味なフレーバー満載。
敵は海賊?みたいな連中です、奴らは舞台となる島のあちこちに拠点を張り巡らせています。プレイヤーはそんな拠点にぶっこんで拠点を自分の物にしていくと反海賊の島民さんにお礼として武具やコンテンツのアンロックをしてもらえます。またサバイバル風ゲームの側面も持たせてあるのか、島の野生動物を狩りこれをプレイヤーの糧としてゲームを優位に進めていくこともできます。
最近のFPSからすっかりご無沙汰だったので、それを知りたいなという欲と純粋に面白そうだと思ったのが今作を遊んだ動機です。感想は「面白かったー!」。それ以上もそれ以下もありません、ある一期間はのめり込んで遊んでいました。
多分昨今の大々的に金のかかった海外作品は「超クソゲー」クオリティなんてことは滅多にない気がします。この作品も悪い点を挙げればいくつでも出てきますが、それでも土台は全く悪くありません。ただもしも悪い点を大雑把に挙げるのなら「無難」だということです。
■Call of Duty : World at War
数年前から「やりたい!やりたい!」と言い続け、そろそろ買わないとOSが足を引っ張って動かなくなりそうだからいけー!と購入した私の初めての「Call of Duty」でございます。
どうしてWaWを選んだのかと言われると「海外から見た太平洋戦争をエンターテイメントにした作品がどんなものなのか知りたかった。」からです。
この作品は日本では発売されていません、その理由は作中のムービーに昭和天皇が使われていたり沖縄本土決戦が描かれていたりと「ああ、そりゃ売れないわ」と納得。過去にも日本軍が登場するゲームはいくらでもありましたが、あくまでもネタの1つとして取り上げられ「バンザーイ」とカタナでアタックするぐらいの存在だったのでそういった作品は日本でも何本も発売されています。(自分の大好きなバトルフィールド1942はモロにそのテンプレートですね。)
CoDはFPSでもストーリーや演出に重きを強く置いているので、リアルに描こうとするのならやはりそういった実際の私達にとってデリケートな部分を用いた方が説得力が増すはずです。実際プレイしていて演出はとてもよく出来ていましたし、幕間のムービーも非常にセンスがよく「こりゃスゲエわ」とCoDクオリティをまじまじと見せつけてくれました。
ゲームプレイの部分もとても面白かったです、日本軍は鬼畜なぐらいにグレネードをポンポン投げつけてきます。バンザイアタックするぐらいなら無限グレネードをワッショイワッショイ投げていたら太平洋戦争勝てるぐらいにです。何度爆死したことか畜生め。
相手は確かに私達のご先祖様かもしれませんが「えれえ!コノヤロー!オラァー!」と高ぶりながら1アメリカ兵として戦い抜き見事にエンディングを勝ち取りました。
このゲーム日本対米国だけで構成されているわけではなく、ロシア対ナチスドイツのストーリーもあります。ゲームはその2つの戦いを行ったり来たりする内容です。ロシア対ナチスドイツ編もとても面白いです、こっちの方がシューターとしてアツい内容かもしれません。
このゲームを遊んで確信したことは「自分は様々なガジェットを駆使した現代戦FPSよりもアイアンサイトを覗き泥臭い戦いをする第二次世界大戦テーマのFPSが好きだ」ということでした。バトルフィールド1943のパワーアップバージョン出ないかなぁ。
■ゼノブレイド
「Wiiを持っているなら絶対にこれだけはやっておけ!」とステルスマーケティングの如く各所で絶賛されているゼノブレイド。そんなに言われるならやってやろうじゃねえか!と言い続けてはや数年(CoD:WaWパターン)、ようやくプレイする機会に恵まれました。
実はまだこのゲーム、クリアしていません。多分途中で何か他にやるゲームが出来てしまって遠ざかってしまいました。なので途中まで遊んだ感想としてお読み下さい。
このゲームはいけません、次回をすいとりまくりやがりました。毎晩「うん、これやったら寝る」と言いながら徹夜をし只管キャラクターやアイテムの強化育成に励み過ぎたり探索を徹底的にやってしまったり……これは一昨年の大晦日〜正月のスカイリム廃人経験が蘇ってしまう、ウワアアア。
ゲームの内容は俗にいう「JRPG」に属するジャンルですが、JRPGといわれると侮蔑の呼称だったりもします。ゼノブレイドは違います、これはトンデモクラスのRPG、「まだ国内にこれだけのボリュームとクオリティを持った作品を送り出せる制作会社があるなんて……」と嬉しかったです。内容を簡単に紹介します「シングルプレイRPGに高品質なMMORPG並のボリュームがくっついている」以上。
これを自己満足限界まで遊ぼうとするなら今遊んでいるネットゲーム全て捨てて数ヶ月は人間辞めないと多分終わりません、中途半端にながらで遊びたくないのです、ながらで遊べないんです。もう言葉が感情的な物しか出てきません、いつか必ずクリアします。
最後に遊んでいて一番強く思ったことで締めくくります。
「どうしてWiiなんだ。マルチプラットフォームにして沢山の人に触れられる機会を作るべき、じゃないと作品が報われない。」
モノリスソフトが任天堂の子会社である以上無理だとは承知しています、ですが日本にはまだこんなモンスターが眠っていることを日本中に、そして世界中に知らしめるためにそうして欲しい。勿体ないよ。
■DIABLO3:Reaper of Soul
2年前、十数年の歳月を経て登場した私の青春のゲームの続編。非常に洗練はされていて「面白い」作品ではあったのですが求められる「忍耐力」が私には無く、数ヶ月プレイしてフェードアウトしました。
2年後、過去のDIABLOシリーズの慣例に従いDIABLO3にも拡張パックが発売されました。もう今時拡張パックなんて言い方は古そうですね。DLC?右も左もDLC。
拡張パックがリリースされるまでゲームから離れていて興味がどんどん薄らいでいき拡張パックを買う予定はありませんでした。私がプレイしていない間にもパッチがどんどん当たりゲームバランスも変わってしまっていたので途中で復帰するにしてもきっと辛かったと思います。
拡張パック発売にあたりブリザードは「Pre Expansion Patch」という名のパッチを無印版DIABLO3に当てました。
これは名前の通り拡張パックの一部要素を無印版でも楽しめるようにするという内容のパッチです。ただ拡張後の完全な新規要素を事前に体験出来るというパッチではなく拡張後のゲームバランスを一足早くゲームに導入するというバランス調整が主目的のパッチとなっていました。
「へー」と思いながら、クライアントはアンインストールしていなかったのでとりあえず触って遊んでたところ……とんでもないことになっていました。見た目はDIABLO3、しかし中身は全くの別のゲームになってしまっていたのです。
DIABLOの伝統であるクリアすると段階的に解放される難易度区分けは撤廃されプレイヤーキャラクターのレベルに合わせて動的に敵との強さは調整されるようになりました、ただしキャラクターとのレベルと合わせて動的には強くなるもののプレイヤーの所持するアイテムの強さまでは参照していないのでレアなアイテムを拾い強くなって難しさに物足りなくなった時の為に難易度を後でスケーラブルにプレイヤーが調整することの出来るシステムを導入。高難易度に設定すればする程EXP・GOLDの量やレアドロップの期待値はどんどん大きくなります。
他にも調整項目は大きな物から小さな物まで挙げればきりがありません、ですがこのパッチで一番大きな変更点は「レアアイテムのドロップ率の大幅上昇」です。無印版リリース直後のバランスとは比較になりません、とにかくドロップする!強いアイテムが出ず死にながらも高難易度で辛いプレイを強いられ心折れた私には本当に嬉しかった。
勿論ただドロップしまくるだけではないのです、常に「何か出るかもしれない」という期待感をゲームが煽ってくるバランスになったことが一番迎合すべきことなのです、この期待感を煽るバランスになるともう止められない!このパッチが当たって、この感覚を得られた当時は多分Twitterで発狂するように呟きPSO2をボコボコにけなしていた気もします。ハックアンドスラッシュというジャンルはこの感覚が大事だと自分は思っています、だからこそなのです。
お陰で完全に夢中になり、躊躇い無く拡張パックも購入。しばらくの間取り憑かれたように遊んでいました。
流石に熱が冷めるとゲームから離れていきましたが、最近はまた合間をぬってコツコツと楽しんでいます。こういったプレイスタイルを受け入れる器のあるゲームて本当にいいですね。
「Pre Expansion Patch」が導入された当時の勢いは今はありませんが、それでも良作に生まれ変わったと私は思います。そして調整一つでここまでゲームがひっくり返るということを目の当たりにしてしまったこと、いい体験でした。
■PhantasyStarOnline2
FF14がリリースされたりDIABLO3の大変革を見てしまったが為に、隣の庭の芝は青い現象によって私はPSO2のアンチユーザーへと堕ちていきました。
「そんなに文句を言うのなら辞めればいいのに。」
と昔の自分はネットゲームに常に非難を浴びせている人達の真理や状況が理解出来ませんでしたが、何故そうなったのか今はよくわかります。
追加される要素によってゲームバランスはどんどんいびつな物になり、コンテンツを消化しきってしまった自分にとって「やることがない」状態は更にアンチユーザー化へと拍車をかけました。嫌いになりたくないのに嫌いになるジレンマ、大好きな小林さんの音楽すらも何かにフィルタリングされたせいで心に届かずファンとしても申し訳ない気持ちが常にありました。Twitterでは愚痴アカウントまで作り、そこで延々と問題を吐き出し続ける、今思うと異常以外の何物でもありません。
これが私の今年に入って3〜4ヶ月程のPSO2ライフです。
しかし今はもうあまりそんなことは思っていません。むしろ純粋に楽しんでいる1ユーザーに戻ることが出来ました。キッカケは毎日ログインしていたPSO2から合間合間に遊んでいたFF14に完全にスイッチを入れたこと。自分はR.F.F.E.というコミュニティを仕切らせてもらっています、リーダーたるものほぼ毎日ログインするべきだと思っています、ですがゲーム自体嫌いになってしまえば本末転倒です。勿論自分の行為を正当化したいわけではありません。
過去長く楽しんだゲーム程何処かで長めにフッと離れてまた戻るというサイクルを繰り返していました。自分はやっぱり色んな作品に触れたい人、1つを末永く愛し続けるのではなく愛は保ちながらもたまには寄り道で息抜きをし再び本筋に戻る。同じ趣味に長く寄り添うのならやっぱり最後は自分に忠実にいることが大事なんだろうなと一つの経験として自分の糧になりました。
けれども一番忘れてはいけないのは戻ってくる場所を守ってくれている友人がいること、それは過去の経験でも同じです。本当に戻ってきた時に一緒に遊んでくれてありがとう。PSO2もまだまだ楽しめそうです。
ですが、2年かけて展開したシナリオ担当さんへ、「ゆ る さ ん ぞ」。
自キャラを愛するが故に。
■FINAL FANTASY XIV
このゲームももうすぐ1周年。相方と「アカンかったら辞めようぜ」と口癖のように言っていたのも懐かしいです。ゲーム部分ではいよいよ綻びが見え始める部分があったりゲームシステムとは関係の無い所で色々あったけれども、まだまだ楽しいゲームです。
ただ一つ問題視しているのは俗にいうエンドコンテンツの部分。エンドコンテンツの難易度については別段あんなもので構わないでしょう、エンドコンテンツと名のつくコンテンツですからね。ただそこへ、いともたやすく簡単にアクセス出来てしまうのはいかがなものかと思っています。見方を変えれば「誰もが全てのコンテンツにアクセスしやすくする」というユーザーフレンドリーな配慮と取り組むプレイヤーの母数を増やしオートマッチングでのマッチング頻度を上げるという理由もあるのかもしれません。
自分的にはもっと乗り越えるべき壁を何枚も準備した方がいいのではないかと考えます。
ゲームをやっていない人には何を言っているのかサッパリになりますが、具体的に言うと「真タイタン」と「極ガルーダ」の難易度の差の大きさ。そして過去の物ではあるにせよ相応の難易度を持った「大迷宮バハムート:邂逅編」が真蛮神3匹を討伐するだけでフラグが立ってしまうこと。
極ガルーダなんてパターンゲーではあるにせよ、アディショナルスキルや高いDPSの出せるスキル回しを練習しておかないといくらタンクやヒーラーが粘っても撃破の難易度は非常に高くなります。あとこのゲームを遊んでいて思ったのですが「TANK・DPS・HEALER」とゲーム中でわかりやすく区分分けしているにも関わらず、実際それらのロールがどういった動きをしないといけないのか一言も教えてくれないのです。「それはちょっと甘やかし過ぎじゃないの?」とも思ったりもしますが、一番最初のインスタンスダンジョンですらその役割をキッチリこなさないとクリアはできないので吉田Pの構想にある「初心者の館」を早急に実装して、そのクラスがどうあるべきなのかをプレイヤーに助言として与えて欲しいと思います。
もうゲームの感想というより要望じゃないか!w
取ってつけた感想になりますが世界感やストーリーを重点的に強化してくれているのはとても嬉しいです、そこは本当にシングルプレイRPGのように楽しめております。いいキャラクターいっぱいいるよなぁ。グラフィックも見慣れたとはいえまだまだ綺麗だなと感じている次第です。
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