2011-07-20

ギルドを作ってみたくない? Part2

◆前回のあらすじ:募集開始!


◆昔話4:ひとがいっぱい
ギルドの枠組みを作り募集を開始、すると沢山の人から応募を頂き
どんどん増えるギルドメンバーの数。
あっという間に私から見れば大きなギルドになったのです。
お、ハッピーエンドですか!…いえ、ここからが問題でした。
加入して数日すると抜けていく人がちらほら表れました。
実際に入ってみたら予想と違ってた、
そんなことはあってもおかしくないのです。
勿論無理にひきとめることはせずにサヨナラしました。
私の中では最低この人数で維持したいという目標値があったので
減ったら、また募集をしての繰り返しでした。
しばらくしていくと落ち着いてきます。
これで平和になりました、目標達成ですね?

◇昔話4のまとめ:ひと”だけ”がいっぱい
人は集まりました、私は満足でした。そう人”だけ”は集まりました。
ギルドとしては全く機能していなかったのです。
ここで私の考えに大きな欠陥があることに気づきました。
ギルドの今の状態は「特定の部屋に物を沢山詰め込んだ」だけなのです。
そこに何かアクションを起こしたわけでもないので、物は動くはずも無く。
しばらく立つと少しは私の理想の
「PTがギルド内で組まれる」ことが起こりますが
稀といっていいぐらいの頻度です。結局ギルドに入っても
野良メインで遊んでいたりする人も多かったと記憶しています。


◆昔話5:アクションを起こす
私は原因がわからず悩み、
結果親しくなっていたギルドメンバーに相談してみます。
「それはお互いを何も知らないからじゃないかな?」
灯台下暗し!
そりゃ、知らない人に声をかけるのには勇気がいるものね、畜生><。
そこで私はギルドメンバー全員で談話をする機会を儲ける事にしました。
勿論全員が初対面みたいなものですから
さあ話せと言っても先ほどの二の舞になります。
話をするにあたり、お題を設定しておきます。
そして計画を練り上げ、
「今度ギルドメンバーで集まって**みたいな事をするんだ」
と提案した所
「やろう、やりましょう!」
とポジティブな反応が沢山返ってきました。
またまた予想外、提案した当日に行ってしまう事になったのです。
嬉しい誤算ですね!

◇昔話5のまとめ:互いを知ること
見知らぬ人とのファーストコンタクトはなかなか難しいものだと思います。
キャラクターの情報や自己紹介文を読んだだけでは
相手がどんな人なのかを少し把握する事も難しいかもしれません。
よくギルハンやります!なんてギルドがあるかと思います。
ギルドメンバーで集まって遊ぼうという試みです。
最初はギルドがなんでもかんでもとやかく口出しするのは
よくないだろうということでギルドイベントに対して消極的でしたが
上で挙げた試みをきっかけにその効果の大きさを実感
今後も定期的に実施することを決めます。
お互いを知る事でキッカケが生まれ、ギルドの空気が上向いていきました。


◆昔話6:ギルド運営
前述までの話でギルドは明るい方向へ前進しつつありました。
勿論小さな問題も起こりますが、それぐらいは想定内です。
「なんとかこのいい状態を維持したい」
この上昇気流に乗ったコミュニティを常に明るいまま
軌道に乗せようと私が導きだした運営手段はメンバーの徹底管理でした。
結果、ギルドマスターのギルド運営に対する作業量は
莫大なものになりました。
途中である程度の事を一部のギルドメンバーに任せてることにしても
中核で握る運営が膨大になった為に
私自身のこのゲームでやっているこというと
ゲームプレイは1割未満、ギルド運営9割になっていました。
(ただ、これは個人的にゲーム側にも問題があったと思っています。
コンテンツも枯渇し、エンドコンテンツの敷居が異常に高過ぎて
中途半端に遊びきった人はすることがあるようでない中ぶらりに
されているような状態だったと記憶しています)

◇昔話6のまとめ:最初に明確なビジョンを
これは私が周りの反応を見ながら判断をして決めていった結末です。
いい表現で表せば「柔軟な対応」、悪い表現なら「行き当たりばったり」。
ただ私が考える以上にギルド設立当時よりも
遥かにいい方向にギルドが動いていた為
ゲームがつまらなくなっていっても
ギルド運営は楽しくて仕方ありませんでした
どれだけ作業量が膨大になろうとも
他人がニコニコして遊んでいるを見るのはたまらないものです
やってよかった瞬間だったと思います。
ただし、最初からある程度明確にギルドの方向性、
もしもの時の対処や運営に関する作業の量が
膨大になった際の分担についても考えておいた方がよかったでしょう。
しかしギルド運営に1つ言える決定的な事があると思います。
それは「ゲームありき」
当たり前ですが、ゲームに飽きてまでギルドを運営する必要があるのか?
私はこの考えだけは最初から最後までブレませんでした。
(実際、ギルドを解散する規約にゲームに対するモチベーション低下での
解散を明記しておきました。逃げ道でもあり、ゲームに飽いているのに
惰性で続けるのはよろしくないという信念があったからです)


文章だらけでごめんなさい。
次回で最後、ギルドが終わりとその後。そして今の話。

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