2011-07-16

TERA初めて物語 FINAL

◆前回のあらすじ:ゴール、していいんよ?

TERAのクローズドベータは7月1日から7月4日、
わずか午後4時から午後11時の間で行われた。
レベルキャップは22、大体何処まで楽しめるのかというと
ちょっとした本格的なダンジョンとボス戦闘が1カ所という感じ。
それ以降については実装されていないわけではなく、実際のところ
エンドコンテンツに近い部分までもアクセスはできていたようで
今回はサーバー収容人数とラグのバランスや実際にサービスインを行った際の
ゲーム運営のテストも兼ねていたものと思う。
大きなトラブルは初日のみで、それ以降はスムーズにゲームは進行出来た。

ソロプレイでもそれほど問題なく進行し
レベルアップのスピードは遅くも速くもない。
ただ、やはり何か今ひとつピンと来ない。そこまで積極的になれない。
丁度CBT3日目は私事の都合によりログインできなかったので
モチベーション的にもすうっと引いていく部分があった。
しかし折角当選し4日間という超短期間の開催なので
「最終日ぐらいは」とサーバーオープン同時に乗り込んで遊んでみた。

みどりはいいかおり。

なんだかんだ文句を言いながらも素晴しい造形に圧倒されるフィールド。
陰鬱な森とは一点して広がるフィールド、空気はさわやかな香りというよりも
からっとした土っぽいにおいが漂ってくる。


途中、2日目でたまたまご一緒させてもらった人から声をかけてもらい
色々と手伝ってもらえる事になった。ここで1つフラグが立つ。

えりーんちゃんと、たっぐぷれい。

クエストをメインにゲームは進行するという話を前の方でさせてもらった
その内容は特定のNPCに話しかけるだけであったり
特定の雑魚モンスターを指定数討伐、要求されたアイテムの採集や
クエストでしか出現しない特別なモンスターの討伐等がある。

この中でも特定の雑魚モンスターの指定数討伐は
PTで行うと驚異的なスピードでクリアが可能になる。
クエストを受けている当人だけが狩ったモンスターが
カウントされるわけではなく
PTメンバーの誰かがそのモンスターを狩ってもカウントしてもらえる
人海戦術が可能というわけで、人が多い程有利ということ。
しかも暇つぶしになんとなくモンスターをつついていても
経験値は入ってくるのでひたすら倒しまくりな状態に入る
お陰でゲームの進行スピードは爆速
レベルアップスピードは私の予想を遥かに上回った。


そしてやってきたターニングポイント。バジリスク様の登場。

たくさんの、めが、いっぱい。ぎょろぎょろ。

こいつは普通の雑魚と少々違い、PTを組んで複数人で討伐すること前提で
調整されたモンスターだ。
(ただしTERAはラグによる理不尽な辺り判定があまり発生しないので
攻撃パターンを覚えて立ち回れば一人でも倒す事はできる。時間はかかるヨ)

このバジリスク様の卵を回収するというクエストで
バジリスク様がわんさかと湧いている巣の中に
私とエリーンちゃんで突入しさっさと卵を回収して、ずらかるはずだった。

卵を回収していると
エリーンちゃんのすぐ隣にバジリスク様が湧いてしまったのだ
こ、これは危ない!
いくらエリーンが幼い女の子なのに何処か性的興奮を覚える事を
全否定はしないがやっていけないことはる、だからやめろー!と
予想外のバジリスクファイトが始まった。

バジリスクの攻撃は、もう今まで戦った雑魚とは話にならない。
突進でひき殺そうとする、ジャンププレスで圧死させようとする、
変なブレスで焼き殺そうとする等々様々な攻撃パターンで私たちを翻弄する。

しかしこちとら二人のPT編成が奇跡を起こす。
攻撃と引きつける盾役とバックで支援をする回復役が居る。
そしてここでついにランサーの盾が火を噴く。
防御出来なければ即座に致命傷クラスのダメージも
盾を構えてしまえば完封できる。
とにかくヒーラーにバジリスク様が目を付けないように
つねに敵対心をこちらに向けて攻撃は盾で完封し隙を見て攻撃を入れる。
今まで使っていなかったスキルも使う事で戦闘に色も出てくる。

そして見事勝利をもぎ取った。
まさか勝てるとは思わなかっただけに喜びもひとしお。
ゲームの評価がグレーからゴールデンに切り替わった瞬間でもあった。

そう、このゲームの真髄はPTプレイだったのだ。
ソロプレイが大好きで一人でこそこそと遊びたいとか思っていた私にとっての
皮肉とも言える感想、しかし事実。
その事実をこれでもかと突きつけてくるコンテンツに挑戦する。

ダンジョンだ。

えりーんちゃん、おかわり!

バジリスク様と数戦した後、もう1人、
これまた以前一緒にさせてもらった
エリーンちゃんも混ぜて一緒に遊ぶ事になった。
私の経験上こんな人数でダンジョンに挑むのは
無謀にも近いとわかっているのだけれど
死んで覚える、やってみてから後で考えればいいじゃん、リセットきくじゃん!
それがゲームのいいところであると思う。

ただ、今回は少々確信の持てる要素もあった。
後から入ってきたエリーンちゃんはバーサーカー、つまり攻撃役であった。
ということは私:盾役、最初に誘ってくれたエリーンちゃん:回復役
最後のエリーンちゃん:攻撃役。
たまたま黄金比率のPTが組み上がってしまっていた。


…と、ここで少し補足をさせてもらいます。
この盛り上がる展開の部分なのですが、中の人がいっぱいいっぱいで
スクリーンショットが殆どありません。ここまででも十分文字だらけで辛いですが
この後も文字天国です、ご了承ください。


いざ、ダンジョンへ突入!
強い!雑魚が異常に強い!ダンジョンの雑魚はタイマンでも死ぬ!
まさか雑魚相手にまで必至に盾を構えて囮役をやらないといけないとは
…ヤベエ!ヤベエけど面白い!


ちゅうぼすあねき、おっすおっす。

慎重かつ大胆に進めてゆき、中ボスに遭遇する。
中ボスはちょっと大きな雑魚みたい。
流石にここまでくると手慣れてきたのもあり手こずらずにKO。ワーイ。

と思いきや背後から

にほんごでおk

これである、おい、これボスじゃないのか!
インターバル無しでの連戦が始まる。
ボスモンスター、もう攻撃パターンがバジリスク様の比じゃない!
しかし盾を構えれば攻撃は完封…うっ!

いたいっす!いたいっす!いわのかたまり!

実は盾には防げるダメージの上限が設定されているらしく、
それを超えると余分なダメージがこちらに通る。
しかもずっと防御ばかりもしていられない。
1度ガードする度にMPが微量に消費される。
ガードした攻撃と消費MPが比例するわけではないが
ボスモンスターのいやらしいのは1回攻撃とみせかけて
複数ヒット判定が混ざっているので、ガンガンMPが削られる。
敵対心を引き上げるスキルを使う為にMPを消費、ガードをするのにMPを消費
MPの回復方法はマナポーションを飲むか、通常攻撃をすることで回復する。
マナポーションなんてシロモノは数がしれているので
結局はこちらも攻撃しないといけない。

パターンを読んで隙を見計らい突きまくる、
とにかく1度のミスでPTが崩壊する可能性がある。

実際のところ死にそうな場面は何度もあった。
MPが完全に枯れた時に痛いダメージを貰ったり
回避方法がわからなくてパニックになり瀕死になったり…
しかしバックから飛んでくる手厚いサポート
そして激しいアタッカーの攻撃で体制を崩されるボスモンスター。

「なんだか大丈夫な気がする」
よくわからない根拠だけれども安心して背中を預けられた
だからこそこっちも精一杯動くしかない。

一般的なMMORPGの戦闘は、多少の位置取りが戦略に絡む事はあれど
それが戦闘の根本を大部分を占める事は無い。
適切なタイミングで技を撃つぐらいで
あとは装備なりステータスといった数値が重要になる。

TERAは違う、攻撃・防御・回避は本人の操作がダイレクトに反映される。
なので本人がどのように操作するかというのがとても大事だ、
ある意味普通のMMORPGよりも敷居は高いかもしれないが
「自分自身で思い通りのまま操っている」感触がとても強いので
理不尽な場面は少ないと思われる。
だから戦闘が物凄く面白いものになり終わった後の満足感は非常に高い。
誰が何をやったのか、その戦闘で自分の居たポジションの意義というのが
物凄くわかりやすい形で返ってくる。

あいつがほんとうの、だんじょんのぬし。

3人というギリギリの編成だったけれど
最後まで誰一人死ぬ事無くダンジョンを攻略出来た!!
CBT終了十数分前である、ドラマティック過ぎる。
こんなプレイを味わってしまったのだからTERA株はモリモリ上昇
OBTも必然的にプレイすることになってしまった。


おつかれ!

とても長くなってしまいすいません。
これが私のTERA・CBTレポートの全てになります。
スタンダードな部分と新しい部分が上手い具合に混在した素晴しい内容です。
しかし面白さを引き上げるも引き下げるも結局は”人”という不確定な要素に
とても比重が置かれていると実感しました。
それがネットゲームの真髄でもあると言えます。
なので私がとても楽しい思い出を残す事が出来たのも
道中で偶然であった人たちのお陰です。

もし、TERAをOBTで遊ぼうと考えている方は
是非気の合う友人・知人と一緒に始めるのが得策と思います。
もしそれができないのなら…素敵な出会いがあることを祈っています。
ゲームの中で素敵な人と出会う事が出来たのなら億劫にならず積極的に
コミュニケートしてお互いのハートを掴み合うといいでしょう。
毎日新しい出会いが!というのもいいかもしれませんが、
気の知れた人と戦場を駆け抜け続ける方がもっともっと楽しいはずです。

OBTで一緒に遊んでもらえるのなら、こちらも大歓迎です。
是非あの熱い戦闘を楽しめたらと思います。
気持ち先行で書いてしまった散文となりましたが、
ここまで読んでいただきありがとうございました!!!


じゃ、またな!





2 件のコメント:

  1. CBT参加できず、色々な方のブログを拝見して回っています。

    はじめは
    「この人も好評価ではないのか...」と思いきや、
    チームプレイについて熱く書いている!
    TERAやっぱり面白そう!!
    と思わせていただける文章でした

    これからも更新楽しみにしています。

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  2. 感想ありがとう!OBTももうすぐだから頑張って我慢よっw

    物事を書くときってマイナスな物程ぽんぽん浮かんで
    書きやすいと思います、多分プラスに思っている人も
    沢山居るとは思いますがわざわざ口に出していないだけなのかも。

    PTプレイは面白かったですよ!
    一緒に楽しめる仲間とトライしてみてくだせえ〜。

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